校訓 志ある者は事ついに成る

  「ジグソー法を用いたケースメソッド」について


 2年CD組情報ビジネス科では一年間アクティブラーニングやケーススタディを通したマーケティングの授業を行ってきました。企業のケース教材を使用することにより、体や脳を動かして教科書の理論を深める効果があります。
 
本日は最終課題発表会の本選を行いました。各クラスから選抜された8グループが、実企業のケースメソッドを発表しあいプレゼンを競い合いました。
 この取組は、チームでのコミュニケーションが成功の鍵となります。良い組織は、良い分析と戦略を考えられるわけです。
 
全体を通した取組は1か月弱かかりました。各グループが試行錯誤しながら各自の論理的思考を持ち合い、一つの戦略代替案を考えました。
 審査員には小樽商科大学の近藤公彦教授を招きました。生徒の発表後、ケースメソッドの講義を生徒は受講しました。講義の中で近藤先生は、架空の戦略案を思考するかもしれないけれど、それにどれだけ真剣に取り組めるかで能力が鍛えられることをお話しされていました。

1.発表会タイムスケジュール
 2年CD組 マーケティング最終課題 「ジグソー法を用いたケースメソッド」
   9:45〜 9:50 発表準備
   9:50〜10:20 4グループ発表(アシックス・ハウス食品)
  <変則5分休み>
  10:25〜10:55 4グループ発表(ニトリ・しまむら)
  <変則5分休み>
  11:00〜11:50 講評・講演
  11:50〜12:00 審査発表
  12:00〜12:20 学習のまとめ

2.授業方法
 (1)ジグソー法
 グループを複数名で構成し、その一人ひとりに別々な学習を指導し、その後グループワークを用いて一つの答えを導き出す方法。今回は一グループをリーダー、分析班、戦略班で構成した。

2)ケースメソッド
 ケース教材からその企業の課題を発見し、自らが経営者の立場になった時にどのような課題解決(戦略案の思考)を行うかシミュレーションする。戦略案を考えることは論理的思考力を育て、企業を見る目を養うことができる。